通販サイトのAI回答調査、「商品探し」ではディノスが言及率20.8%、「困りごと解決」ではベルメゾンが24.6%で首位【プレティアジャパン調査】

プレティアジャパンによる通販サイトに関する生成AIの回答状況調査のメインビジュアル

通販サイトに関する生成AIの回答状況調査が公開

AI-CX SaaSやGEO/LLMO対策サービスを手がける株式会社プレティアジャパンは、通販10サイトを対象に、生成AIが買い物の相談に対してどのサイトの名前を挙げ、どのページを引用しているかを分析した調査結果を2026年11月2日に公表しました。ChatGPT、Gemini、Copilot、Google AI Mode、Google AI Overviewの5つの生成AIに80問を繰り返し質問し、計4,674件の有効回答を集計しています。

「欲しいものがはっきり決まっていない」「困りごとを解決できる商品を知りたい」といった段階で、生成AIに相談してから購入先を選ぶ消費者が増えつつあります。今回の調査は、そうした相談の場面ごとに、AIの回答に登場する通販サイトがどう変わるのかを数値で示したものです。

プレティアジャパンによる通販サイトに関する生成AIの回答状況調査のメインビジュアル
出典:株式会社プレティアジャパン

調査概要

  • 調査主体:株式会社プレティアジャパン
  • 調査日:2026年10月30日
  • 調査方法:5つの生成AI(ChatGPT、Gemini、Copilot、Google AI Mode、Google AI Overview)に80問を各12回質問(80問×5AI×12回=4,800件)
  • 調査対象:ショップチャンネル、QVC、ジャパネットたかた、ショップジャパン、ディノス、ベルーナ、ベルメゾン、ニッセン、セシール、通販生活の通販10サイト
  • 質問設計:「商品発見」「困りごと解決」「使用イメージ」「購入時の安心」の4つの意図で各20問。キーワード、曖昧な自然文、具体的な自然文の3形式
  • 有効回答数:4,674件

「商品探し」はディノス、「困りごと解決」はベルメゾンが首位

質問の意図別に見ると、商品を見つけるための質問では、ディノスが1,164件中242件の回答で言及され、言及率20.8%で首位となりました。一方、困りごとを解決したいという質問では、ベルメゾンが1,150件中283件で名前が挙がり、言及率24.6%でトップです。

回答内で公式サイトが引用元として示された割合(公式サイト引用率)では、ニッセンが商品発見で10.6%、困りごと解決で11.1%と、いずれも首位でした。同じ「通販で何かを探す」相談でも、何を求めているかによってAIが名前を挙げるサイトが入れ替わることがわかります。

質問意図別に見た通販サイトの生成AI回答での言及率のグラフ(プレティアジャパン調査)
出典:株式会社プレティアジャパン

全体の言及率はディノス15.0%、公式サイト引用率はニッセン6.8%で首位

全80問の有効回答4,674件で集計すると、言及率の首位はディノスの15.0%(701件)で、ベルメゾン12.2%(569件)、ニッセン8.6%(401件)が続きました。

公式サイト引用率では順位が変わり、ニッセンが6.8%(320件)で最も高く、ディノス4.8%(225件)、ベルメゾン4.1%(193件)の順でした。「AIの回答に名前が出ること」と「自社の公式ページが根拠として引用されること」は必ずしも一致しないことが示されています。

通販10サイトの生成AI回答における言及率と公式サイト引用率の比較グラフ(プレティアジャパン調査)
出典:株式会社プレティアジャパン

引用元は公式ページだけでなくECモールや動画、比較サイトも

同社によると、実演動画の有無や返品・交換といった購入検討時の条件を細かく指定した質問でも、回答に登場するサイトは変化しました。また、AIの回答には特集ページや商品カテゴリ、購入ガイドといった公式サイト内のページに加え、ECモール、動画、比較サイトなども引用元として示されていたといいます。

なお、同社は今回のランキングについて、設定した質問やブランド名・公式URLの判定ルールに左右されるものであり、市場シェアや売上順位、企業全体の品質を示すものではないと注記しています。

マーケターへの示唆

生成AI経由の集客を考える際は、「AIに自社が出てくるか」をひとくくりに見るのではなく、商品発見や困りごと解決、購入前の不安解消など、顧客の相談意図ごとに露出状況を確認することが重要です。また、言及されていても公式ページが引用されていないケースがあるため、特集ページや購入ガイド、返品・交換の案内など、AIが根拠として参照しやすい公式コンテンツを整備しておくことが、GEO/LLMO対策の具体的な打ち手になりそうです。ECモールや動画、比較サイトといった外部チャネルでの情報発信も、AI上の見え方に影響しうる点として押さえておきたいところです。

株式会社プレティアジャパンについて

株式会社プレティアジャパン(東京都港区、代表者:イ・ボンギョ)は、AI-CX SaaSおよびプラットフォームサービスの開発・運営を行っています。エージェンティックコマースAI SaaS「genser(ジェンサー)」、GEO/LLMO対策サービス「genrank(ジェンランク)」などを展開しています。

関連情報

●通販サイトに関するAI回答状況を調査|「商品探し」ではディノスが言及率20.8%、「困りごと解決」ではベルメゾンが24.6%で首位(株式会社プレティアジャパン/PR TIMES)
●詳しい調査結果(プレティアジャパン 公式ブログ)
●調査レポート申込ページ(無料)

×