電通デジタルと電通、心理学理論とAIで顧客群の性格特性を可視化する「BPTS」を提供開始

BPTSの開発背景と特性

BPTSの開発にあたっては、パーソナリティ心理学を専門とする早稲田大学の小塩真司教授が監修しました。「Big5理論」の5因子(開放性、誠実性、外向性、協調性、否定的情動性)に加え、消費行動との関連を分析するため、電通デジタルと電通独自の尺度として「獲得特性」「承認特性」「勇気特性」の3つが追加されました。これら合計8つの尺度に基づき、10万人規模の調査が実施されています。

様々な形や色をした抽象的なミニチュアキャラクター

調査結果は数理モデルで評価され、統計的に安定した潜在的な性格特性データが抽出されました。8つの性格特性はそれぞれ独立しており、各尺度において相対的に高い傾向(High)と低い傾向(Low)を示します。電通デジタルと電通は、これらの「High」「Low」をイメージしたキャラクターを計16体開発しました。

Big5理論に基づく5因子と消費行動に特化した独自の3因子

BPTSの活用領域

BPTSは、以下のような多様な領域での活用が期待されています。

  • 顧客分析: ロイヤル顧客や休眠顧客を性格特性の観点から捉え直し、顧客理解を深めます。

  • 広告効果分析: どの広告面やクリエイティブが、どのような性格特性を持つ層に反応されやすいかを可視化し、改善の方向性を明らかにします。

  • 配信活用: BPTS単体での活用に加え、既存セグメントとの組み合わせにより精度を高めたセグメントへの広告配信やCRM(顧客管理)において、性格特性に応じたコミュニケーション設計を実現します。LINEヤフー株式会社との共同分析プロジェクト「SynWA project」を通じて、機械学習による解析を行い、広告配信・分析も可能です。第一弾として「LINEヤフー広告」などを対象にサービス提供が開始され、今後、他プラットフォームへ順次拡大される予定です。

  • 企画・開発: 新商品開発やペルソナ設計、訴求軸の検討などに活用し、次に誰へ、どのような価値を届けるべきかを考える手がかりとします。

協調性の高低をテーマにしたキャラクター「調和キーパー」と「勝ち筋センサー」

今後の展望

電通デジタルと電通は、BPTSを通じて、属性や実際の行動データだけでは捉えにくい顧客理解を深め、クライアントのマーケティング高度化と持続的な事業成長に貢献していく方針です。

BPTSは、国内電通グループが提唱する次世代マーケティングモデル「Marketing For Growth」の4つのプロセスのうち、「1. Mechanism Resolving(市場構造解明、インサイト解明)」を起点としたサービスです。

Marketing For Growthの4つのプロセス

「Marketing For Growth」に関する詳細は以下のリリースで確認できます。
https://www.dentsu.co.jp/news/business/2024/0130-010682.html

電通デジタルに関する情報は以下で確認できます。
https://www.dentsudigital.co.jp/

×