Queue株式会社、AIがWebサイトを解析しカスタマージャーニーマップを自動生成する無料ツールを公開

AI検索時代の顧客行動とジャーニーマップの必要性

ChatGPTやGemini、Perplexityなどの生成AIの普及に伴い、顧客の情報収集行動は大きく変化しています。従来の検索エンジンに加え、課題の認知から比較検討、最終的な意思決定に至るまで、あらゆる段階でAIに直接質問することが一般的になりつつあります。

このような環境下では、顧客が各段階でどのような疑問を抱き、どのような検索やAIへの質問を行い、どのようなコンテンツに接触して企業サイトへ到達するのかを把握することが、SEO(検索エンジン最適化)とLLMO(大規模言語モデル最適化)双方の施策設計において不可欠です。

しかし、従来のカスタマージャーニーマップ作成は、複数人でのワークショップ形式で数時間から数日を要し、着手のハードルが高いという課題がありました。また、作成しても更新されずに形骸化することも少なくありません。ジャーニーを描かずにコンテンツを増産しても、顧客ニーズと合致せず、成果に繋がりにくいのが実情です。

「カスタマージャーニー設計ツール」の概要

本ツールは、企業のWebサイトURLを入力するだけで、AIが見込み客のカスタマージャーニーを自動で設計する無料サービスです。アカウント登録は不要で、誰でもすぐに利用できます。

ツールの仕組み

  1. URLクロール: 入力されたURLの内容を自動解析し、事業概要、ターゲット顧客、提供価値などの意味構造を抽出します。
  2. 事業内容の解析: 抽出した情報をもとに、AIがその事業特有の購買プロセスと顧客像を推定します。
  3. ジャーニーマップ生成: TOFU(認知・課題認識)→ MOFU(比較・検討)→ BOFU(意思決定・転換)の3段階ファネルに沿って、各段階の顧客心理、課題、疑問、検索クエリ/AIプロンプト、推奨コンテンツを自動で生成します。

AIがサイト解析中の画面

ツールで得られる3つのアウトプット

本ツールは、以下の3つの形式でアウトプットを提供します。

  1. 事業サマリー(AIによる自社理解の確認)
    AIが解析した「事業概要」「ターゲット顧客」「提供価値」をカード形式で表示します。AIが自社をどのように理解しているかを確認でき、AI検索における自社の見え方を点検する材料として活用可能です。

    事業サマリーと購買ファネルの出力例

  2. 購買ファネル(認知から意思決定までの流れ)
    TOFU → MOFU → BOFUの3段階で、顧客の検討がどのように進むかを視覚的に表示します。各段階のキーワード(例:「AI露出不足」「解決策の比較」「最終決定」)が一目で把握できます。

  3. カスタマージャーニーマップ(1枚の表で全体を俯瞰)
    各段階について、以下の項目を1枚の表に整理します。

    • ユーザーの状態・心理

    • 課題・ペイン

    • 顧客が抱く疑問

    • 検索クエリ/AIプロンプト

    • 推奨コンテンツ

    カスタマージャーニーマップの出力例

生成されたマップはExcel形式でダウンロード可能であり、社内共有や施策会議の資料として活用できます。

Excelダウンロード後のジャーニーマップ表

従来のジャーニーマップ作成との比較

項目 従来のアプローチ 本ツール導入後
作成時間・手間 数時間〜数日を要し、着手のハードルが高い URL入力後、数分でジャーニーマップの初稿が完成
生成根拠 担当者の「感覚」や「想像」に依存し、属人化しやすい 実際のサイト内容に基づき、その事業特有のジャーニーを生成
施策への転用 コンテンツ施策に繋がりにくい 検索クエリ/AIプロンプトと推奨コンテンツがセットで出力され、そのままコンテンツ計画に転用可能
更新頻度・維持 一度作成すると更新されず、形骸化する 事業やサイトの変化に合わせて何度でも再生成でき、常に最新の状態を維持

想定される活用シーン

  • 各検討段階の顧客ニーズに合わせたコンテンツ戦略を立案したい場合

  • 自社サイトにどのファネル段階のコンテンツが不足しているかを特定したい場合

  • AI検索(ChatGPT・Gemini・Perplexityなど)で各段階の顧客に推薦されるためのLLMO施策を設計したい場合

  • 営業・マーケティング・コンテンツ制作チーム間で、顧客理解の共通言語を持ちたい場合

今後の展開

Queue株式会社は、本ツールの公開を通じて、AI検索時代における「顧客理解 → コンテンツ設計 → 効果測定」のサイクル確立を支援していく方針です。既に公開されている「LLM可視化分析ツール」と組み合わせることで、ジャーニー設計からAI検索での露出測定までを一貫して行うことが可能になります。今後は、ペルソナ別ジャーニーの生成、コンテンツ案の自動生成、定点観測機能の実装など、さらなる機能強化が予定されています。

サービス概要

  • ツール名: カスタマージャーニー設計ツール

  • 提供開始日: 2026年6月11日

  • 料金: 無料(登録不要で利用開始可能)

  • 利用方法: WebサイトのURLを入力するだけ

  • 出力される内容:

    • 事業サマリー(事業概要・ターゲット顧客・提供価値)

    • 購買ファネル(TOFU・MOFU・BOFUの3段階)

    • カスタマージャーニーマップ(ユーザー心理・課題・疑問・検索クエリ/AIプロンプト・推奨コンテンツ)

    • Excel形式でのダウンロード

Queue株式会社について

Queue株式会社は、2024年4月に設立されたLLMO(AI SEO)事業およびAI受託開発を手掛ける企業です。AI検索時代のビジネス課題に対し、革新的なソリューションを提供しています。

  • 会社名: Queue株式会社

  • 所在地: 東京都中央区銀座8丁目17-5 THE HUB 銀座 OCT

  • 代表者: 谷口 太一

  • 設立: 2024年4月

  • 事業内容: LLMO(AI SEO)事業 / AI受託開発

  • 従業員数: 49人 (業務委託含む)

  • URL: https://queue-tech.jp/

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