オプト、専用AIエージェントで潜在層向けワード開発を約11倍に高速化 「DRメソッド®」に実装

専用AIエージェント実装の背景

企業のマーケティング活動において、自身の課題を言語化し検索行動に移す「顕在層」は市場全体の約5%に過ぎないと、アレンバーグ・バス研究所の『95:5の法則』で指摘されています。残る95%の「潜在層」の関心を醸成し、行動のきっかけを作る「PR思考のコミュニケーション」が重要とされています。

AI検索の普及により情報収集や意思決定のプロセスが変化する中で、以下の2点が特に重要性を増しています。

  1. 潜在層の「欲求」の喚起: ニーズが顕在化していない潜在層に対し、PRを通じて潜在的な欲求を喚起し、自発的な行動へと導くこと。
  2. AIに選ばれる情報環境の構築: AI検索では客観的な口コミや社会的な信頼度が引用率に影響するため、PRを通じて発信される客観的な情報がAIに「引用・推奨される」情報環境を構築すること。

しかし、情報が溢れニーズが多様化する現代において、最適なワードの開発・検証には多大な工数がかかっていました。そこでオプトは、膨大なデータ処理と多様な切り口の創出をAIに任せることで、プランナーが「人の心を動かす文脈づくり」に専念できる環境を構築するため、DRメソッド®に専用AIエージェントを実装しました。

「DRメソッド®」の概要

DRメソッド®は、オプトが神谷製作所と連携して提供する、デジタルマーケティングと戦略PRを組み合わせたプランニングメソッドです。このメソッドでは、商品・サービスの利点だけでなく、生活者の需要を喚起する「ペインワード(お悩みワード)」と、その解決策を認識させる「ソリューションワード」をセットで開発します。

「ソリューションワード」はメディアやSNSで使われやすい視点を取り入れ、ニュース性と拡散性を備えた「自走する検索ワード」となることを目指しています。これにより、一過性のブームに終わらず、生活者が自らブランドを探す(指名検索する)能動的な関係性の構築を目指します。

マーケティング業界で注目される「CEP(カテゴリーエントリーポイント)」、すなわち生活者が商品やサービスの購入を検討する際に特定のブランドを思い出すきっかけとなる状況・目的・感情についても、DRメソッド®が開発する「ペインワード」と「ソリューションワード」が、生活者の日常会話やAI検索で自然に使用される状態を目指しています。

専用AIエージェント「DR Agent」の詳細

今回DRメソッド®のワード開発プロセスに実装された専用AIエージェントは「DR Agent(ディーアール エージェント)」と名付けられています。これは、指示ごとにAIを活用するのではなく、役割の異なる複数の専用AIエージェントが協調する「マルチエージェント」システムとして構築されています。AIの自律的な思考による多角的な切り口の高速生成と高精度な効果予測により、ワード開発の「量」と「質」を向上させ、生活者とAI双方に選ばれ続けるブランド資産の構築を支援します。

DR Agentのシステムフロー

1. 開発力の強化

「DR Agent」は、過去のワード開発実績、時事情報、SNS情報に加え、ブランドや競合情報などの個社データを学習させた専用AIを活用します。これにより、潜在層のインサイトを捉えたワード候補を網羅的かつ多角的な切り口で開発し、従来のプランナーによる開発と比較して、開発速度を約11倍に向上させています。

2. 精度の強化

オプトが独自開発した効果予測AI「CRAIS for Text」を活用し、開発された多様なワード案の中から、特に広告効果が高く、ブランド毀損のリスクがない、生活者の共感を得やすいワードを厳選します。事前の効果検証により、精度の高いコミュニケーション設計が可能となり、施策の裾野を大きく広げることが期待されます。

CRAIS for Textに関する詳細は、以下のサイトを参照してください。

オプトの今後の取り組み

オプトは今後も、博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団「HCAI Professionals」の活動の一環として、テクノロジーを活用して潜在課題を的確に捉え、人の心を動かす「PR思考」のアプローチによって、顧客企業の持続的な事業成長(LTVM:Life Time Value Marketing)の実現を支援していく方針です。

株式会社オプトの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

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