電通デジタル、「エージェンティックコマース最適化」支援サービスを開始
電通デジタルは、AI時代の購買体験に対応する新たなサービス「エージェンティックコマース最適化(Agentic Commerce Optimization:ACO)」の提供を2026年9月15日より開始しました。このサービスは、AIエージェントが商品情報と購入条件を正確に理解し、ユーザーの要望に基づいた適切な比較・推薦、さらには購買判断を支援することを目的としています。
AI時代の購買体験と「エージェンティックコマース」の重要性
近年、AIエージェントがユーザーに代わって情報収集、比較、意思決定、購買までをサポートする「エージェンティックコマース」への注目が高まっています。これは、AI上で企業や商品が発見・言及・参照されることを目指すGEO(生成エンジン最適化)やLLMO(大規模言語モデル最適化)とは異なり、AIが商品情報や購入条件を正確に理解し、個別最適化された推薦や購買判断を行う状態を追求するものです。
しかしながら、多くの企業では商品情報や購入条件が複数のページやシステムに分散しており、情報の不足や矛盾がAIによる正確な理解・判断を妨げる課題となっています。電通デジタルは、こうした課題を解決し、企業が将来的なAIによる自律購買に対応できるよう支援します。
サービス概要と4つのステップ
本サービスは、電通デジタルが培ってきたCX戦略策定やシステム構築・運用に関する知見を活用し、AIエージェントが商品を正確に理解・比較・推薦できるコマースデータ基盤の整備から、運用ルールの定着、AIの推薦から購買に至る導線の実現性検証までを一気通貫で支援します。
1. AI応答検証
実購買シーンを想定した検証プロンプトを設計し、AIが価格、在庫、配送、返品などの商品情報や購入条件を正しく理解し、回答・推薦に活用できているかを評価します。これにより、情報の誤認、不足、推薦理由の不足といった課題を可視化し、優先的に対応すべき項目を明確にします。
2. コマースデータの整理と構造化
商品詳細ページ、FAQ、利用ガイド、各種ポリシー、構造化データ、外部プラットフォーム連携データなど、分散する情報を棚卸し、管理の基準となる「正本(一元的なマスタデータ)」を定義します。また、表記揺れや古い情報、情報間の矛盾を解消し、AIが参照・解釈しやすいデータ構造や改善方針を設計します。
3. 改善効果の検証と運用定着
データ整備後に同一条件でAI応答を再検証し、回答精度の向上を確認します。さらに、商品追加や価格・ポリシーの変更後も回答品質を維持できるよう、更新フロー、責任分界、品質チェック、AI応答テストなどの運用ルールを策定し、企業の組織への定着を支援します。
4. 購買導線の実現性検証
整備したコマースデータ基盤をもとに、外部AIプラットフォームの仕様や制限事項等を確認し、AIによる推薦から商品詳細ページやカート、チェックアウト画面等へ接続・遷移できるかをPoC(概念実証)で検証します。これにより、将来的な購買導線構築に向けた技術要件、プラットフォーム条件、企業側の対応事項を明らかにします。
本サービスで整備するコマースデータ基盤や検証プロセスは、外部AIプラットフォームとの連携だけでなく、企業ECサイト内に搭載するAIエージェントや接客チャットボットの最適化にも活用可能です。
電通デジタルは、AI時代の購買体験の変化を見据え、CX設計からEC構築・運用、コマースデータ管理、AI最適化までを統合的に支援し、クライアントの持続的な事業成長に貢献していく方針です。

国内電通グループは、人間の知とAIの知を組み合わせることで顧客や社会の成長に貢献する独自のAI戦略「AI For Growth」を推進しています。「AI For Growth」に関する詳細は以下のウェブページで確認できます。
セミナー開催のご案内
本サービスの提供開始に伴い、以下のセミナーが開催されます。
「【CX Shift Session 2026】Vol.3 AIに“選ばれる”顧客体験へ-エージェンティックコマース時代に、企業が自社ブランドの顧客体験向上に向けて整えるべき『コマースデータ基盤』とは」
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日時: 2026年9月29日(火)午後4時~午後5時30分
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詳細・申し込み: セミナー詳細・申し込みページ
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