訪日外国人の「麻辣」商品への関心に関する分析レポートが公開
インバウンド向けショッピングガイドアプリ「Payke(ペイク)」を運営する株式会社Payke(沖縄県那覇市)は2026年10月30日、アプリのスキャンデータをもとに、「麻辣(マーラー)」を商品名に含む商品を調べる訪日外国人の動向を分析した結果を公開しました。
Paykeは、訪日客が店頭で商品のバーコードをスキャンすると自国語で商品情報を確認できるアプリで、累計ダウンロード数は550万を超えています。今回の分析では、韓国籍ユーザーの間で麻辣商品への関心が急速に高まっている様子が浮かび上がりました。

調査概要
- 調査主体:株式会社Payke
- 集計期間:2025年4月1日〜9月30日、2026年4月1日〜9月30日(月次推移は2024年10月〜2026年9月)
- 調査方法:アプリ「Payke」の利用データ(スキャンデータ)に基づく独自分析
- 調査対象:日本国内で位置情報を送信して商品のバーコードをスキャンした、日本国籍以外のPaykeユーザー
- 対象商品:商品名に「麻辣」「マーラー」を含む商品(「胡麻辣油」「マーラーカオ」を含む商品は除く)
- 指標:各国籍で期間中に日本国内で商品をスキャンした人のうち、対象商品を1回以上スキャンした人の割合(購入数・販売数ではない)
韓国籍の割合が前年同期の約4.9倍、比較した国籍で最も高く
2026年4〜9月に麻辣商品をスキャンした人の割合は、韓国籍が約1.6%で、前年同期の約0.3%から約4.9倍に拡大しました。比較した国籍の中で最も高く、2番目のタイ籍(約0.9%)の約1.8倍です。前年同期は韓国籍がタイ籍(約0.4%)を下回っており、順位が入れ替わった形です。
タイ籍は約2.2倍、米国籍は約0.1%→約0.4%で約3.5倍、台湾籍は約0.1%→約0.2%で約3.4倍と、他の国籍でも割合は上昇しています。なお韓国籍については、分母となるスキャン利用者数が前年同期とほぼ同規模であり、分母の減少で割合が大きく見えているわけではないと説明しています。

2025年秋から上昇し、2026年も高水準が継続
韓国籍ユーザーの割合を月ごとに前年同期の月平均と比べると、2025年8月までは約0.4〜1.4倍の範囲でした。その後2025年秋から上昇が始まり、2026年1月には約3.9倍、4月には最高の約5.5倍に達し、9月まで約4.6〜5.1倍と高い水準が続いています。一過性のブームではなく、定着した関心として捉えられそうです。

関心の中心はカップ麺「中華房 麻辣燙」、主要観光地で一様に上昇
商品別に見ると、2026年4〜9月に麻辣商品をスキャンした韓国籍ユーザーの約6割が、日本のカップ麺「中華房 麻辣燙(マーラータン)」をスキャンしていました。この商品をスキャンした韓国籍ユーザーの割合は、前年同期の約13倍です。同商品は日本で2024年9月にEC販売が始まり、2025年6月上旬にコンビニでの取り扱いが開始されたといいます。同シリーズの新味や他社の麻辣湯商品も調べられるようになっています。
地域別では、大阪・福岡・東京・北海道・沖縄のいずれでも割合が上昇しており、特定のエリアに限らない動きであることが分かります。

マーケターへの示唆
今回のデータは購入実績ではなく、店頭で商品を手に取り情報を調べた「接触・関心」の指標です。それでも、特定の国籍で特定カテゴリーへの関心が数倍に高まる動きを早期につかめる点は、インバウンド向けの商品展開や売り場づくり、多言語プロモーションを計画するうえで参考になります。国籍別の関心の差を踏まえて、訴求対象や陳列を調整するといった活用が考えられそうです。
なお、Paykeでは旅マエ・旅ナカ・旅アトのユーザーへのリーチやインバウンドの購買関連データ、アンケート調査、プロモーションメニューを企業向けに提供しています。同社によると、ユーザーの9割は旅マエにアプリをダウンロードし、そのうち7割が3か月以内に来日するとしています。
※本分析は同社が保有するアプリ利用データに基づく独自分析であり、記載各社の公式見解や販売実績を示すものではありません。
株式会社Paykeについて
株式会社Paykeは沖縄県那覇市に本社を置く企業で(代表取締役:古田奎輔)、インバウンド向けショッピングガイドアプリ「Payke」を提供しています。
関連情報
●「麻辣(マーラー)」の商品を調べる韓国インバウンドの割合が、前年同期の約5倍に(株式会社Payke/PR TIMES)
●分析の詳細版(株式会社Payke)
●株式会社Payke
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