Google検索で繰り返し1位のサイト、65.6%が複数生成AIに引用される可能性 Optyino.aiが1,360件のAI回答を分析

調査サマリー

Google検索の自然検索結果で1位になったサイトのうち、異なるプロンプト日で2回以上検索1位になったサイトを「反復1位サイト」、1回だけ1位になったサイトを「単発1位サイト」と定義しました。

集計対象となった1位サイトイベント714件、ユニーク1位サイト270サイトのうち、反復1位サイトは122サイト(反復1位サイト率45.2%)でした。

この122サイトのうち80サイト(65.6%)は、検索1位の文脈で2モデル以上の生成AIから引用されていました。また、同一プロンプト・同日の1位サイトを2モデル以上のAIが引用した状態を「共通引用」と呼び、共通引用率は反復1位サイトで53.0%、単発1位サイトで17.6%となり、35.4%の差が確認されました。

1位回数と1イベントあたりの平均引用モデル数の間には、Spearman順位相関係数で0.53という中程度の正の相関も確認されています。

主な調査結果

反復1位サイトの65.6%が複数AIモデルからも引用

反復1位サイトのモデル引用状況

検索で2回以上1位になった反復1位サイト122サイトのうち、80サイト(65.6%)が2モデル以上の生成AIから引用されていました。残りの42サイト(34.4%)は、検索で複数回1位になっているものの、AIからの引用は1モデル以下、または全く引用されていませんでした。

この結果から、検索順位の高さだけでは複数のAIモデルからの引用を保証しない可能性が示唆されます。

同一日の共通引用率は反復1位53.0%、単発1位は17.6%に留まる

共通引用率の比較

同一プロンプト・同日の1位サイトが2モデル以上のAIに共通して引用された割合は、反復1位サイトで53.0%であったのに対し、単発1位サイトでは17.6%に留まり、35.4%の差が見られました。1イベントあたりの平均引用モデル数で見ても、反復1位イベントは2.18モデル、単発1位イベントは0.68モデルと約3倍の差があります。

1位回数が増えるほど共通引用率は上昇、11回以上の帯は全サイトが2モデル以上に引用

1位頻度帯別の複数AIモデル引用状況

1位頻度帯別に見ると、2モデル以上に引用されたサイトの割合は、単発の17.6%から11回以上の100.0%まで、頻度が上がるにつれて一貫して上昇しています。

1位頻度帯 サイト数 2モデル以上引用サイト率
1回(単発) 148 17.6%
2-3回 68 54.4%
4-5回 23 65.2%
6-10回 19 84.2%
11回以上 12 100%

1位回数と平均引用モデル数のSpearman順位相関係数は0.53と中程度の正の相関を示していますが、この関連は検索1位の反復と複数AIからの共通引用が同時に起きやすいことを示すものであり、どちらが原因でどちらが結果かを直接示すものではない点に注意が必要です。

Grokは反復1位サイトの38.9%を引用、単発1位はわずか8.4%

AIモデル別の反復1位・単発1位サイト引用率

AIモデル別の引用率を比較すると、Grokが反復1位サイトの38.9%を引用した一方、単発1位サイトへの引用率は8.4%に留まり、反復と単発の引用率の差が8モデル中で最も大きくなりました。

AIモデル 反復1位サイト引用率 単発1位サイト引用率 反復-単発の差
Grok 38.9% 8.4% 30.5%
ChatGPT 43.3% 15.5% 27.8%
Google AIモード 38.2% 11.5% 26.7%
Gemini 39.3% 12.8% 26.5%

反復1位サイトへの引用率が高いモデルはChatGPT(43.3%)、Gemini(39.3%)、Grok(38.9%)、Google AIモード(38.2%)でした。一方、Claude(16.8%)とPerplexity(14.8%)は反復1位サイトへの引用率自体が8モデル中で最も低く、検索結果をどの程度強く参照するかはモデルによって設計が異なる可能性が考えられます。

より詳しい分析データは以下の記事で確認できます。
https://optyino.ai/press/repeat-top1-multi-model-citation

調査から分かる考察

今回の調査により、Google検索で繰り返し1位になる反復1位サイトは、単発1位サイトに比べて複数の生成AIモデルから共通して引用されやすい傾向があることが判明しました。しかし、この関連は統計的な相関であり因果関係を示すものではないこと、また反復1位サイトの34.4%は複数モデルからの引用に結びついていないことから、検索順位対策だけに依存しない戦略の重要性が示唆されます。

AIが根拠として使いやすい比較軸、数値、更新日の明示や、第三者評価を通じたブランド権威性の構築を並行して進めることが有効であると考えられます。

AIモデル別では、ChatGPT、Gemini、Grok、Google AIモードが反復1位サイトへの引用率が高い一方で、ClaudeとPerplexityは引用率が低い結果となりました。検索連携が弱いモデルに向けては、比較記事や第三者のレビューサイトなど、検索順位以外の引用経路を検討する余地があります。

Optyino.aiとは

Optyino.aiのサービス画面

Optyino.aiは、AI時代のブランドを可視化する生成AIエンジン対策(GEO/LLMO/AIO)ツールです。ChatGPTやPerplexity、Geminiなどの生成AIにおいて、自社ブランドがどのように言及・引用されているかを分析し、AI検索時代における新しいマーケティング指標を提供します。表示スコアや引用分析、ブランドシェアなどのデータを通じて、企業が「AIに選ばれるブランド」になるための改善アクションを支援します。

サービスURL: https://optyino.ai/

調査概要

  • 調査テーマ: Google検索で繰り返し1位になるサイトは、複数の生成AIモデルから共通して引用されるか

  • 調査期間: 2026年7月7日〜2026年7月10日(AI回答データとGoogle検索結果データの回答ID・日付が一致した4日間)

  • 対象プロンプト: 48件(金融・保険、住宅・ハウスメーカー、家計簿アプリ、通信教育、留学など16領域の「おすすめ」系質問)

  • 分析対象AIモデル: 8種(ChatGPT、Gemini、Claude、Grok、Perplexity、Google AIモード、Google AI Overview、Copilot)

  • 分析対象回答数: 1,360件

  • 集計対象の1位サイトイベント数: 714件(ユニーク1位サイト270サイト、うち反復1位サイト122サイト)

  • 主な分析指標: 反復1位サイト率、2モデル以上引用サイト率、複数モデル共通引用率、1位頻度帯別集計、AIモデル別引用率、Spearman順位相関係数

本調査データの引用について

本調査データを引用する際は、「株式会社Wallabee/Optyino.ai」および元記事URLの記載をお願いいたします。

元記事URL:https://optyino.ai/press/repeat-top1-multi-model-citation

会社概要

会社名: 株式会社Wallabee
所在地: 東京都渋谷区桜丘町18番4号 二宮ビル1F-92
事業内容: GEO・LLMO領域の研究・プロダクト開発、AI検索対策支援、Webマーケティング支援
サービス: https://optyino.ai/
URL: https://wallabee.co.jp/

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