オプト、「未開拓クリエイティブ」を生成するAI新機能を「Murmuration」に実装

オプトがAI新機能を「Murmuration」に実装

株式会社オプトは、同社独自の広告クリエイティブ制作ソリューション「Murmuration: Sequential Generator」に、配信実績に基づいて「未開拓クリエイティブ」を生成するAI新機能を実装しました。この機能は、3つのAIを活用してPDCAサイクルの質を高め、高い広告効果の実現を目指すものです。

提供背景

InstagramやTikTokなどのSNS媒体では、AIアルゴリズムによる広告配信の最適化が急速に進んでいます。個人の興味関心に合わせた広告が求められる中、クリエイティブの多様性は企業の広告コミュニケーションにおいて重要な要素です。

これまでもオプトは、AIによる「類似度」指標を用いてクリエイティブの多様性を可視化し、広告効果の向上を支援してきました。しかし、AIのデータ空間では意図せず似た領域に集中してしまい、「未探索領域」の把握が困難でした。また、過去に効果が低かったクリエイティブの方向へ表現を広げてしまうこともあり、検証すべき方向性を正しく定めることが課題とされていました。

オプトは、クリエイティブにおけるAI活用の本質を、媒体アルゴリズムを捉え、広告効果につながる表現を「正しく選ぶこと」にあると認識しています。この考えに基づき、配信実績から「未開拓クリエイティブ」を生成する機能が開発されました。

新機能概要

1. AI技術の応用による「未探索領域」の可視化

オプト独自の膨大なクリエイティブデータを学習したAIが解析とマッピングを行い、検証済みの領域と「未探索領域」を可視化します。各企業ごとの配信実績を読み込むことで、より広い視野でクリエイティブの多様化を追求することが可能になります。

2. 配信実績に基づく「クリエイティブ表現の方向性」の特定と生成

配信実績を解析し、効果の期待値が最も高いクリエイティブの方向性をAIが特定します。これにより、単に類似度を下げるだけでなく、「どの方向へ表現を広げるべきか」を定めることができ、過去に効果が低かった方向への非効率な配信を防ぎます。特定された位置に合う特徴を持つクリエイティブはAIによって生成されます。

期待効果

本機能を用いた未探索領域への配信戦略について、シミュレーションによる検証が行われました。その結果、以下の期待効果が示唆されています。

  • コンバージョン率(CVR):約27%増加

  • コンバージョン単価(CPA):約21%改善

  • 効果が高いクリエイティブの特定に要する期間:約17%短縮

Murmuration Nextのシミュレーション結果

なお、この期待効果は、広告と生活者の関心の関係を表現する学術研究を基にしたモデルを用いたシミュレーション結果であり、理論上の試算値であるため、実際の配信効果とは異なる場合があります。

今後の展望

オプトは今後も、博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団「HCAI Professionals」の活動の一環として、AI技術を用いたサービスを提供し、顧客企業の持続的な事業成長の実現(LTVM)を支援していく方針です。

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